組合の概要
組織概要
商号 | 北信地域材加工事業協同組合(Wood Energy Company) |
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代表者 | 代表理事 峯村宗次 |
所在地 | 〒381-0003 長野県長野市大字穂保中ノ配341番地1 |
設立 | 1995年 4月 5日 |
出資金 | 45百万円 |
取引金融機関 | 八十二銀行 本店営業部 長野信用金庫 本店営業部 商工組合中央金庫 長野支店 長野県信用組合 本店営業部 |
建築士 事務所登録 |
名称 : WEC建築士事務所(長野)B第06071号 管理建築士 : 芋川 武志 第13633号 |
合法木材 供給事業者認定 |
認定番号 : 長野県木連-061 |
社員の子育て 応援宣言登録 |
登録番号 : 1213 |
(2024年6月1日現在)
理事長挨拶
地域林業の振興を目的として、市町村や森林組合等48団体が設立した「千曲川下流流域林業活性化センター」構想に基づき、平成7年に地域材の生産・流通・加工を一貫して行う「北信木材流通加工センター」の加工部門として創立されたのが北信地域材加工事業協同組合(Wood Energy Company)です。
地域密着を基本に、お客様の満足度100%を目指した木造住宅の普及のため、コンピュータをツールとしたCADとプレカット加工機の駆使により、高精度加工・高品質そして低コストを追求して参りました。
お客様から更なるご信頼をいただき、木造住宅にして良かったと感謝いただけるような良質な住宅の供給の実現に向かって努力して参ります。
構成員
組織図
沿革
1995年 4月 | 組合設立 |
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1996年 4月 | 構造プレカット稼働開始 |
1998年 6月 | 羽柄プレカット稼働開始 |
2001年10月 | 住友林業株式会社木材建材事業本部イノス営業部長野指定工場に認定 |
2008年 5月 | 床・野地合板プレカット稼働開始 |
2012年 4月 | 金物工法単能機稼働開始 |
2012年 8月 | テント倉庫 新設(364m²) |
2013年 4月 | 登り梁加工機稼働開始 |
2013年11月 | トーアエンジニアリングCAD新システム「アルティメット」導入 |
2014年 1月 | 構造プレカット加工機リニューアル工事 |
2015年 1月 | 羽柄プレカット加工機最新機稼働開始 |
2016年 1月 | 全照明LED化 |
2018年 5月 | 床・合板加工機入替、稼働開始 |
2018年 7月 | 7/24~7/25開催の「W.ALC work seminar in 信州」に共催 |
2019年 2月 | フォークリフトをディーゼルエンジン式からバッテリー式への移行開始 |
2020年 1月 | 構造プレカット加工機FA1000(横架材・柱材各1ライン)稼働開始 |
2020年 9月 | テルハER2型2基設置・稼働開始 |
2022年 7月 | テント倉庫 増設(490m²) |
2022年12月 | 羽柄材 プレカット加工機 増設(2ライン体制) |
(2024年6月1日現在)
工場規模
敷地面積 | 13,098m²(3,969坪) | |
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建物面積 | 5,054m²(1,438坪) | |
ストックヤード | A倉庫 : 165m² B倉庫 : 364m² C倉庫 : 490m² |
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合計 : 1,019m² |
生産量
構造材 | 年間 : 2万4千坪 |
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羽柄材 | 年間 : 2万2千坪 |
合板 | 年間 : 2万1千坪 |
工場設備
横架材加工機 | トーアエンジニアリング FA1000改 1ライン |
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柱材加工機 | トーアエンジニアリング FA1000改 1ライン |
羽柄材加工機 | トーアエンジニアリング HA460 2ライン |
床・合板加工機 | トーアエンジニアリング CA120 1ライン |
特殊加工機 | 青山工機ANNJ-2 |
金物加工機 | スリット加工機・ ボーリングマシン 金物柱材加工機 HB-12-SS |
超仕上げ鉋盤 | |
ワイドベルトサンダー | |
4面鉋盤ほか |
CAD設備
ソフトウェアー | トーアエンジニアリング CADシステム 「アルティメット」 |
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端末台数 | 10台 |
(2024年6月1日現在)
プレカット
プレカットとは
在来工法の木造建築における木工事部分(柱・梁・羽柄等)を、住宅施工前に工場の自動化加工機によって、木材を切断し、継ぎ手加工を施す作業工程の事です。
住宅建築においては、建築現場に木材を持ち込む前に工場で加工を終えておくことで、従来大工さんが作業場で墨付けをし、ノミやカンナ等で加工していた工程が不要となります。これにより、大工さんが手作業により木材を加工していたころに比べ、工期短縮や加工精度の向上が図られると共に、建築現場でのゴミ(切れ端、オガ等)・騒音を減少できるメリットがあり、木造建築の大幅なコストダウンに繋がっております。
プレカット加工の特長
工期の短縮
これまで大工さんが手作業で行ってきた木材加工を事前に工場で行いますので、従来に比べ工期が短縮されます。工期の短縮は、早く家が完成するだけでなく、工務店様のコスト削減にもなります。
安定した加工品質
プレカット工法では、コンピュータ制御された自動機械による加工となるため、安定した加工品質で建築材料を供給させていただきます。
コストの低減、環境への配慮
工期短縮によって労働日数が少なくてすむため、大工さんの人件費を初めとした諸コストの低減が図られるほかに、現場加工の木くずや端材が出ませんから、環境にも優しい現場になります。
プレカットの流れ
CAD課
CAD入力者一人一人が「一つも不良品を出さない!」という強固な意志の基厳しい検査基準を設け、お客様のニーズを100%満たすよう努力をしております。
第一に、何より強くて長持ちする家であること。高温多湿で、自然災害も多い日本の環境にて耐えうる木材、工法がそれに応えます。
次に、住みやすい家であること。長くお住まいになることを前提にした様々なアイディアを豊富にご用意しております。
これまでのCADデータベース化により、あらゆる物件に高品質を提供させていただきます。また、壁量計算・N値計算・構造計算にも対応しております。
仕様確認と見積積算、お客様との打合せ
お客様からの図面情報を基に精査し、一棟一棟特色のある建物の細部まで詰め、確実な製品として現場におとどけできる様、もれのない打合せをしております。
CAD入力
お客様がご希望になる住宅を造るお手伝いを第一に、また、建物の安心・安全性にも配慮しながらCADにデータを迅速かつ正確に入力しております。
生産課
生産課長の田村です。
CADで作成したデータをもとに、構造、羽柄、合板を、全自動加工機にて高精度加工を行っています。
構造については近年希薄になりつつある木使いを意識した加工を行っております。
羽柄については反り・曲がり・節などに留意し、合板については現場での施工の容易さを意識した梱包などを心がけて取り組んでおります。
仕上げ加工も得意としており、超仕上げカンナをはじめワイドベルトサンダーなども駆使ししながら丁寧な仕上げを行っております。
お客様のちょっと変わったご要望にも、お客様に喜んでいただけるよう、全員で創意工夫をし対応しております。
木材の選定
プロの目で一つ一つ確かめながら使用する木材を選定しております。
加工
データを基に、コンピュータ制御によって木材を加工します。
主な加工機
横架材加工機
土台、大引、梁、桁、母屋、棟等の住宅の重要な骨格となる構造材を加工しております。木材は目や曲りが1本1本違うため適材適所となるよう加工前に時間をかけて検品しております。特に化粧材は、実際にお住まいになる施主様の気持ちになって面使いを行い加工しております。
FA1000改
1ライン
柱材加工機
精度の高い製品づくりを心掛けております。加工前の材料選別や加工後の製品チェックも責任を持って確認しております。化粧材のご希望には、もちろんご満足いただけるよう綺麗に仕上げて出荷しております。
FA1000改
1ライン
羽柄材加工機
羽柄材は床下の根太、壁中の間柱・筋違・窓台・窓まぐさ、屋根を支えている垂木・隅木・破風板等重要な部材の加工を担当しております。加工前には曲り・そりに注意し節の有無を確認しております。
2ライン
合板加工機
床合板・野地合板の加工を担当しております。第一に、精度アップに留意して加工しております。また、現場にて容易に施工できるよう順番に配慮した梱包を心掛けております。
1ライン
青山工機
ANNJ-2
スリット加工機・ボーリングマシン
(プレセッター テックワンP3)
その他:火打ち加工機、2軸加工機、4面鉋盤
手加工
お客様のご要望に合わせた、熟練工による手加工工程も行っております。
品質管理
データどおりに加工されているかを工程内検査と最終検査によって確認し、万全の品質管理を行っております。
製品管理
加工完了後、梱包された製品は屋内で大切に保管しております。ご要望に応じて、UVカットポリシートも取り揃えております。
出荷
大切な製品を、安全第一で目的地まで経験豊かなプロのドライバーがお届けします。
上棟
お客様の声
建物の詳細な部分まで、打合せ・検討を重ねて頂き助かりました。加工精度も良く、安心して建方を終えることができました。施主様も大喜びでした。
環境問題への対応
加工工程で発生する木屑、端材は焼却せずに再利用します。また、施設内照明はすべてLED化し、CO2の排出削減等、環境問題に積極的に対応しています。